ユーモアセンスを身につける (考える)上で手助けとなる本はあるでしょうか
質問
私はユーモアのセンスがなく、友人と喋ってい るときにジョークを言ったつもりがスルーされ たり、スべることがしばしばです。会話で相手を楽しませることができない自分に不満を感じ ているのですが、ユーモアセンスを身につける (考える)上で手助けとなる本はあるでしょうか。 また、ユーモアについて、読書猿さんの考えな どがもしあれば教えていただけると幸いです。
解答
笑わせることに失敗する人間に欠けているのはユーモアのセンスではなく余裕です。弄られて人のネタに使われることを受け入れる余裕、持ちネタを出すのを控える余裕、そして人の話を聞く余裕です。
周囲の人間の立場から言えば、人を笑わせようと躍起になっている人間は扱いに困ります。頑張っているのは分かるだけに何とかしてあげたいのですが、正直持て余します。
日常会話はあなたの独演会ではありません。
その人が居ると集まりが笑いで絶えないという人を見ると、その人自身はほとんど面白いネタを話していません。むしろ他の人の何でもない話に乗っかり膨らませて楽しい話にして楽しく話させるのを手伝っています。「◯◯さんと話すと会話が弾んで楽しい」と。
実はつまらないネタで笑いを取る手段はないではありません。それは普段は面白いこと一つ言わず、人の冗談を真顔で文字通り解釈する、徹底したクソ真面目人間になることです。真面目キャラが定着すれば、どんな寒いネタも爆笑必至です。 参考文献をあげておきます。